変動型住宅ローンの注意点【2018-05-20更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

変動型住宅ローンの注意点

ページ作成日:2018-05-20


 ご存じのとおり、住宅ローンの金利には、変動型、完全固定型、固定金利選択型の3タイプがあります。中でもよく利用されているのが、金融情勢に応じてローン金利・返済額が変化する「変動型」でしょう。
 変動型ローンの特徴は、完全型や固定金利選択型に比べて利率が低く設定されていること。特に、現在のような超低金利状況では、当初負担の軽さが際立ちます。
 反面、金利上昇局面では適用金利の上昇=負担増は避けられません。仮に金利が年利1%から2%に上昇すると、毎月返済額は借入額1,000万円当たり4,800円上昇(返済期間30年・ボーナス払いなしの場合)。3,000万円なら毎月15,000円近い支出増となる計算です。
 利用者の急激な負担増を避けるために、変動型ローンの返済額の見直しは5年に一度、見直し後の返済額はそれ以前の1.25倍までというルールがあります。このため、利率上昇即返済額アップとは限りませんが、元金がまったく減らないなどの影響は残ります。これは、20年、30年と返済が続く変動型住宅ローンならではのリスクといえるでしょう。
 リスクを小さくするには、ローンの一部を完全固定型や長期(10年)の固定金利選択型で組んでおくこと。仮に変動型と完全固定型の比率を1対1とすれば、金利上昇による返済額増は半分にできる計算です。また、毎月返済とは別に、繰り上げ返済で元金そのものを減らすのも有効です(ただし、手数料などの負担には注意が必要です)。最も避けるべきは、金利が低いからと返済能力ギリギリまで変動型ローンの借入額を増やしてしまうこと。将来の景気変動などに備え、返済額は家計の25~30%までに抑えるのが賢明です。
 

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