高齢者の住まい環境は(下)【2016-09-25更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

高齢者の住まい環境は(下)

ページ作成日:2016-09-25

前回、高齢者の家庭内事故の多くは居室で起こると紹介しました。その主因は「床」。例えば、畳どうしの微妙な高低差や敷居ぎわの段差などは、危険なつまづき事故のもとになりかねません。また、ワックスのきいたフローリング床の滑りやすさなども要注意です。
こうしたつまづき事故を防ぐには、●段差解消パッキン(ホームセンターなどにあります)やスロープなどで小さな段差をなくす●通路部分にコード類をはわせない、などが有効です。また、滑り事故の防止策としては、●滑り止めワックスを塗る●滑りにくいカーペットを全体に敷く(部分敷きはつまづき事故のもとになることがあります)などが効果的。●カーペットやラグの端は通路部分に敷かない●新聞・雑誌やビニール袋を床に放置しない、といった心がけも大切です。
他に家庭内事故が起こりやすい箇所としては、玄関・浴室・階段などがあります。こういう場所にまず備えたいのは手すり。うっかり倒れそうになったり滑りそうになっても、つかまる場所があれば最悪の事態は防げるでしょう。また、玄関では、靴を履く・脱ぐ際にバランスを崩す事故も多いとか。スペースにゆとりがあるなら、靴脱ぎ用の補助イスを置いておくと、不安定な姿勢で靴を脱いだり履いたりせずにすみそうです。
なお、高齢者の家庭内事故の背景として、視力の衰えによる足元の見えにくさを挙げる意見もあります。特に、明かりのない深夜の廊下や階段は、住み慣れたわが家であっても危険がいっぱい。安全性を高めるには、ほどよい照度の常夜灯を付けておくのも一案です。中には、懐中電灯として使えるタイプもあるので、一度検討してはいかがでしょう。
 

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