高齢者の住まい環境は(上)【2016-09-18更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
高齢者の住まい環境は(上)
ページ作成日:2016-09-18
9月19日は「敬老の日」です。昨年10月1日時点の統計によれば、日本の高齢者人口(65歳以上)は総人口の26.7%に当たる約3,400万人。また100歳以上の人口も、今年9月15日時点で6万5,000人を超えています。
では、そんな高齢者を取り巻く住まい環境はどうなっているでしょうか。今年6月30日に発表された「平成28年版 高齢社会白書」(内閣府)の内容からご紹介してみます。
「住めば都」という言葉がありますが、現在の住まいに満足している60歳以上の高齢者は全体の実に76.3%。建物や設備の老朽化、家賃や維持費の負担といった課題はあるものの、4人に3人が「住み慣れた今の家が一番いい」と感じていることが分かります。
とはいえ、高齢者にとって自宅は必ずしも安心・安全な場所とはいえません。白書によれば、65歳以上の高齢者の事故発生場所トップは住宅内≒自宅内。発生率も77.1%と、それ以下の若い世代より頻度が高くなっているのです。
では、高齢者の家庭内事故はどんな場所で起こっているのでしょうか。実は最も多いのは、日ごろ寝起きしている居室内。じゅうたんや敷居などの小さな段差につまづいたり、ベッドから転落したりといった状況が疑われます。階段・玄関・廊下・トイレなども、高齢者にとっては注意を要する場所となっています。
高齢者の家庭内事故がこわいのは、ちょっとした転倒が骨折などの重大な結果につながりかねないこと。末長く健康な生活を楽しむためにも、家庭内事故を起こしにくい住環境を整える必要があります。次回はそのための対策をご紹介する予定です。
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