熱中症を防ぐには(下)【2016-07-31更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

熱中症を防ぐには(下)

ページ作成日:2016-07-31

 深刻化すれば命にもかかわる熱中症。大事なことはとにかく早く気付くことです。主な兆候は●めまい●立ちくらみ●こむら返り●手足のしびれなど。屋外・屋内を問わず、上記のような兆候が見られたら、熱中症を疑うようにしたいものです。
 では、自分自身や周囲の人にこんな異常が見られたらどうすべきでしょう。真っ先に行うことは、周囲の気温を下げること。屋外なら少しでも涼しい日陰へ、屋内ならクーラーや扇風機などを使って気温を下げ、衣服を緩めて安静を保ちます。脱水症状を緩和するため、経口補水液水やスポーツドリンクなどの補給も欠かせません。
 また、●頭痛●吐き気●身体がだるい●脱力感(力が入らない)●集中力や判断力の低下などが加わっている時は、かなり重症です。上記の措置のほか、身体を直接冷やすことも試みましょう。有効な方法の一つは、首の付け根・脇の下・太ももの付け根など、太い血管が通っている部分を氷水などで冷やすこと。氷がない屋外では、よく冷えた小型のペットボトル飲料などでも代用できます。
 さらに症状が重くなると、●意識障害(呼びかけにうまく反応できない、会話がおかしいなど)●けいれん●運動障害(普通に歩けない、動けない、自力で水が飲めないなど)●強い脱力感など、一刻を争う状況となります。119番通報で救急車を呼ぶとともに、身体の内外を可能な限り冷却し、病院への搬送を待ちます。そこまで症状がひどくなくても、頭痛や吐き気、脱力感などが続く場合や、老人・子ども・持病のある人の場合は、大事をとって救急車を。不幸な結末を避けるためにも、早めの対応を心がけたいものです。
 

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