災害を乗り切る備蓄とは(下)【2016-05-08更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

災害を乗り切る備蓄とは(下)

ページ作成日:2016-05-08


 ところで、災害用備蓄を用意する上で問題になるのが保管スペースの確保。万一に備えるための物品で、日常の空間が窮屈になるようでは困りますね。また、水や食料については消費期限の問題もあります。缶詰などのように長期保存ができるものを選んでも、しまいっぱなしにしたのでは、いざという時消費期限切れになってしまう可能性もあります。
 こうした問題を避けるために、内閣府や消防庁などが勧めているのが「日常備蓄」あるいは「ローリングストック」という考え方。といっても難しい話ではなく、なくなったら困る水や食料を少し多めに買い置きし、古いものから順に使っていくだけ。もちろん、使った分はそのたびに補給し、備蓄分が減らないようにします。これなら日常生活の延長上で最低限の備蓄が確保できる上、消費期限切れの水や食料を抱え込むリスクも減らせるでしょう。自宅のスペースや家族それぞれの事情(たとえば、赤ちゃんのいるお家では、粉ミルクの備蓄が多めに必要でしょう)を考えながら、各家庭で工夫したいものです。
 備蓄とは少し話が違いますが、家族との連絡方法についてもご紹介しておきましょう。地震などの災害時は、電話などの通信インフラも使えなくなる可能性が高まります。一方、インターネット回線を利用した電子メールやSNS(ライン、ツイッター、フェイスブック他)などは災害時に強いといわれますが、万全とは言い切れません。できれば複数の通信手段を共有するように、家族で話し合いをしておきたいですね。なお、災害用伝言ダイヤル(被災地の固定電話向け)や災害用伝言板(携帯電話・スマートホン向け)については、各通信会社ごとに体験日が用意されているので、一度試しておきたいものです。
 

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