家具の地震対策(1) ~日常の対策を大切に~【2025-01-18更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
家具の地震対策(1) ~日常の対策を大切に~
ページ作成日:2025-01-18
先日1月17日は阪神・淡路大震災の発災日。1995年の発生から30年目になりますが、あの時の衝撃を記憶している方はまだ多いことでしょう。とりわけ衝撃だったのは、多くの人命が家具の転倒などで失われたこと。能登半島や宮崎県で大きな地震が起きている昨今、私たちの住宅でも家具類の地震対策を急ぐ必要があります。
地震時の家具の脅威は、「倒れる」「動く(滑る・飛ぶ)」「割れる」「揺れる」に大別できます。例えば背の高いタンスや本棚が就寝中に頭上に「倒れ」たら、人間はひとたまりもありません。突っ張り棒・チェーン・安全ベルト・転倒防止ストッパーなどを使い、壁や天井にしっかりと固定しましょう。その際、二つの耐震器具を併用すると安全性が高まります。また、二段重ねのタンスなどは、上と下が別々の動きをすることがあるので、金具などで上下を固定しておくことが欠かせません。
阪神・淡路大震災の際は、パソコンなどの家電類が「飛んだ」とか、冷蔵庫が「滑ってきた」という報告が多く聞かれました。こうした重量物は低い位置に置くのが原則ですが、テレビや電子レンジのような家電類はそうも行きません。粘着マット・ストラップ・チェーンなどで台に固定すると、危険性をかなり抑えることができます。もちろん、家電類を載せている台もL字型金具やベルトなどでしっかり固定します。
倒れたり動いた家具は、屋外への避難の障害物にもなります。夜間や停電中は特にそうです。部屋や住宅の出入口付近にはなるべく家具類を置かない、家具の上に重いモノ・大きなモノをのせないなど、日常的な心がまえも室内の地震対策の大事なポイントです。
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