戸建住宅にも修繕積立金を ~災害から住宅を守るため~【2024-09-28更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

戸建住宅にも修繕積立金を ~災害から住宅を守るため~

ページ作成日:2024-09-28


  今や異常気象が「異常」でなくなり、数百年に一度という暴風や、夏の異常な高温、季節外れの豪雨などが頻発しています。想定外の気象災害から戸建住宅家を守るには、今までにない工夫が必要。参考になるのが、分譲マンションの「修繕積立金」の考え方です。

 分譲マンションの修繕工事は、戸建住宅よりも多額のお金が必要です。また、「傷んでから直す」という対応では、根本的な改修は難しく、費用も膨らむ一方となります。そこで多くの分譲マンションでは、20~30年程度の長期的な修繕計画を立て、それに間に合うように毎年、修繕費用を積み立てています。この発想は戸建住宅にも十分生かせます。

 例えば外壁のひび割れや屋根の雨漏りは、柱や基礎などの構造部分を傷め、資産価値の下落から建物の破損・倒壊にもつながりかねない怖さがあります。しかし、定期的に構造部分を点検し、必要な補修を行っておけば、費用も被害もぐっと抑えられるでしょう。まさに「予防にまさる治療なし」。中古住宅の耐震性や断熱性を高める工事も、事前に予算を立て、コツコツと必要な資金を用意しておけば、スムーズな仕上がりが期待できます。

 気になるのは積立金の金額です。一般に、木造の新築戸建住宅の場合、引渡し後約10年で迎える最初の大規模補修では、120万~180万円程度が目安といわれます。大きな金額のようですが、1カ月あたりで計算すると、その金額は1万~1万5,000円程度。毎月コツコツと積み上げておけば、仮に補修費が膨れ上がった場合でも何とか対応できそうです。
 長寿時代を快適に過ごすには、住まいにも長寿の備えが欠かせません。戸建住宅の修繕積立金はその第一歩。それぞれの家庭ごとに、できる範囲で用意していきたいものです。

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