「南海トラフ地震臨時情報」とは(下) ~備えを怠らない~【2024-08-17更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

「南海トラフ地震臨時情報」とは(下) ~備えを怠らない~

ページ作成日:2024-08-17


 8月8日に気象庁から発表された「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」は、今月15日の夕方に解除されました。この間、震源域として想定されたエリアでは大きな地震の発生はなく、多くの人々が胸をなでおろしました。

 ここで今一度、「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)」について整理しておきましょう。前回も触れたとおり、南海トラフを震源域とする巨大地震発生のリスクが高まった場合、気象庁では専門家会議を召集し、3段階ある「南海トラフ地震臨時情報」のいずれか発表することになっています。今回の場合、きっかけになった地震のマグニチュード(M)が7.1だったことから、情報の種類は「巨大地震注意」となりました。これがM8.0以上であった場合は、「巨大地震警戒」という、より切迫した内容となりますし、逆に、差し迫ったリスクは低いと判断されれば、「調査終了」という発表が行われます。

 8月8日の発表に伴い、南海トラフ地震の被害想定地域では、多くの人々が緊急時の行動や避難経路の確認などを行ったと伝えられています。また、それ以外の地域でも、防災用の食料・水などの確保などの動きが見られました。こうした行動は無駄になったわけではなく、巨大地震発生が迫った際の予行演習として前向きに捉えたいものです。

 今回の「巨大地震注意」はいったん解除となりましたが、専門家によれば、南海トラフ周辺での地殻のひずみは増しているとのこと。すなわち、今日無事であったことが、明日の無事を保証するわけではない、ということでしょう。「災害は忘れたころにやってくる」という先人の教えを胸に刻みつつ、今後も備えを怠らないようにしたいものです。

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