金利のある時代の変動型住宅ローン ~月々の返済額とリスク~【2024-03-23更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

金利のある時代の変動型住宅ローン ~月々の返済額とリスク~

ページ作成日:2024-03-23


 長らく続いた日銀のゼロ金利政策がいよいよ撤廃され、金利のある時代が戻ってくるといわれています。それに伴い、住宅ローンの超低金利状態もそろそろ終幕となりそうです。そこで気になるのが、利用者の多い変動型ローンの金利の行方です。
 ご存じのとおり、変動型住宅ローンには二つの特長があります。一つは、金融情勢に応じてローン金利・返済額が変化すること。もう一つは、固定型住宅ローンに比べて利率が低いこと。今までのような超低金利状況下だと、これらは利用者にとって有利に働きます。もともと低かった金利がさらに低くなり、その結果返済負担も軽減されるからです。
 しかし、いったん住宅ローン金利が上昇に転じると、このメリットはデメリットに変わります。仮に金利が年利1%から2%に上昇すると、毎月返済額は借入額1,000万円当たり4,800円上昇(返済期間30年・ボーナス払いなしの場合)。借入額が3,000万円なら毎月15,000円近い支出増となる計算です。これは、20年、30年という長期ローン特有のリスクです。
 というと、実際に変動型ローンを返済中の人の中には、返済額の急上昇を心配する人もいそうですが、どうぞご安心を。というのも、返済額の見直しは5年ごとに一度だけとなっている上、返済額が増える場合も、元の返済額の25%増以内にとどめるルールがあるからです。返済額が無制限に急上昇する事態は、ほぼないといっていいでしょう。
 一方で、金利の上昇具合によっては、毎回の返済額がすべて利払いに充てられ、元金がまったく減らなかったり、払い切れない利息が残るケースはあり得ます。リスクを避ける意味でも、繰上返済などを利用して早め早めのローン完済を目指したいものです。
 

カレンダー
 << 2024年4月  

PAGE TOP

センチュリー21の加盟店は、全て独立・自営です。
Copyright(c)Kyotohouse Co,.Ltd. All Rights Reserved.