中古住宅のインスペクション ~建物を客観的に評価する~【2024-01-27更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

中古住宅のインスペクション ~建物を客観的に評価する~

ページ作成日:2024-01-27


 立地や価格でメリットがある中古住宅ですが、気になるのは経年変化による品質リスクです。とりわけ一般の購入者にとって、中古住宅の品質を見抜くのは至難の技。しかし、それが客観的に調査・評価され、結果が知らされるのであれば、大きな安心材料となります。これが「既存建物(=中古住宅)の状況調査」、すなわちインスペクションです。

 インスペクションで調査対象となるのは、中古住宅の構造部分(基礎・柱・梁など)、屋根まわり、給排水管路、蟻害(シロアリ)の有無などです。買い手はその調査結果をもとに品質と価格のバランスを考え、住宅の選択・購入に生かすことができます。すでにこの制度が導入されている欧米では中古住宅価格が安定し、実際の取引も活発だそうです。

 日本では現在、中古住宅の売買条件にインスペクションは含まれていません。しかし、不動産業者が売主・買主に対して、インスペクションの内容や業者のあっせんの可否を事前に示すことが義務付けられています。売主あるいは買主から仲介依頼を受けた不動産会社は、インスペクション制度について顧客に説明した上で、「わが社で専門業者をあっせんできます(できません)が、どうされますか?」というように尋ねなければなりません。また、過去1年以内にインスペクションが実施された中古住宅については、重要事項説明の際、買主にその結果を説明しなければなりません。なお、インスペクション未実施の住宅について、専門業者の調査を受けるかどうかは、当事者の判断に任されています。
 中古住宅人気が高まる今、公平な第三者による住宅の品質評価はますます重要です。売りたい人も買いたい人も安心して頼れる制度として、普及・定着することが期待されます。

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