変動型住宅ローンと市場金利 ~特徴を知ってリスクを抑える~【2023-12-16更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

変動型住宅ローンと市場金利 ~特徴を知ってリスクを抑える~

ページ作成日:2023-12-16


 長らく続いた日銀のゼロ金利政策が、来年あたりから変わるのではないかとささやかれています。もしもそうなれば、住宅ローンの金利も引き上げられるかもしれません。とりわけ、利用者の多い変動型ローンの金利の行方が気になるところです。

 ご存じのとおり、変動型住宅ローンには二つの特長があります。
 一つは、金融情勢に応じてローン金利・返済額が変化すること。もう一つは、固定型住宅ローンに比べて利率が低いこと。今までのような超低金利状況下だと、これらは利用者にとって有利に働きます。もともと低かった金利がさらに低くなり、その結果返済負担も軽減されるからです。
 しかし、いったん住宅ローン金利が上昇に転じると、このメリットはデメリットに変わります。仮に金利が年利1%から2%に上昇すると、毎月返済額は借入額1,000万円当たり4,800円上昇(返済期間30年・ボーナス払いなしの場合)。借入額が3,000万円なら毎月15,000円近い支出増となる計算です。これは、20年、30年という長期ローン特有のリスクです。

 リスクを抑えるには、ローン借入時に、一部を固定型ローンで組んでおく方法があります。ただし、固定型ローンの導入は予定返済額の上昇にもつながるので、事前のシミュレーションは念入りに。一方、すでに変動型ローンを利用している場合は、毎月返済とは別に繰り上げ返済で元金そのものを減らすのも有効です。

 最も禁物なのは、返済限度いっぱいまで住宅ローンの借入額を増やしてしまうこと。毎回の返済そのものがギリギリという家計では、ちょっとした利率の上昇が大きな危機を招きます。将来の景気変動などに備え、返済額は家計の30%程度に抑えるのが賢明です。

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