お墓について考える【2023-03-18更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

お墓について考える

ページ作成日:2023-03-18

 この18日から春の彼岸入りとなりました。亡くなった方々をしのび、お墓参りをされた方も多いのではないでしょうか。

 お墓はあの世に行った人々のいわば「住まい」ですが、その維持管理は、この世にいる私たちの役割です。先祖代々のお墓がある家庭であれば、時々のお墓の清掃、菩提寺への檀家料、さらにお供養の手配やお布施など、さまざまな手続きとお金が必要です。たいていのお宅では、世帯主やその配偶者が責任者となっているようですが、当事者以外は誰も知らないという状況だと、万一、その方が不在になった場合、たちまち困ることになります。お彼岸を機に、こうした点も話し合えるといいですね。

 お墓はあるけれど、それを守る人がない(または、その予定)というご家庭の場合、その後の管理が問題となります。預けてあるお寺や墓地が永代供養を行ってくれるのであれば、それにお任せしてしまうのも一案。一方、菩提寺に永代供養の制度がなかったり、遠隔地のお墓の場合は、お墓の改葬=「墓じまい」も検討する必要がありそうです。ただ、スムーズな墓じまいは、ご本人の一存だけでは難しいのも事実。お墓にゆかりの親戚縁者や菩提寺の了解を得ることが欠かせません。役所での手続き(改葬許可証)も必要です。

 また、古いお墓の処分費、新たな墓地の購入費、旧菩提寺への離檀料(お寺によります)など、資金準備も不可欠です。こうした交渉や資金の手当などは、元気なうちに済ませておきたいもの。お彼岸を機に周囲の人々と話し合い、先々どうするかをきちんと決めておくのも、亡くなった方々に対する立派な供養といえそうです。

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