戸建住宅にも修繕積立金を【2022-10-01更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
台風の基礎知識
ページ作成日:2022-10-01
異常気象が当然になりつつある今、数百年に一度という暴風の被害が頻発しています。夏の異常な高温や季節外れの豪雨など、想定外の気象も珍しくありません。こうした中で家族の暮らしを守るには、先手先手の備えが必須。
定期的にわが家を点検・補修するには、一定のお金の準備が欠かせません。そこで有効なのが、戸建住宅のための修繕積立金という発想。本来は分譲マンションの制度ですが、戸建住宅にも十分、応用が効きます。
例えば外壁のひび割れや屋根の雨漏りは、木造戸建住宅の大敵。侵入した雨水が柱や基礎などの構造部分を傷めて資産価値を損なうだけでなく、最悪の場合は住宅の破損・倒壊も招きかねません。しかし、構造部分だけでも定期的に点検し、必要な補修を行っておけば、万一の際の被害を相当程度に抑えることができるでしょう。
また、壁や窓の耐震性や断熱性を高める補修工事も大切です。いずれもまとまった費用を必要としますが、暮らしの安全・安心・快適は格段に高まります。
では、戸建住宅における修繕積立金の目安はどの程度でしょうか。木造の新築戸建住宅の場合、最初の大規模メンテナンスは引き渡し後10年前後、費用は120万~180万円程度といわれます(工事内容により異なります)。大きな金額のようですが、1カ月あたりで計算すると、その金額は1万~1万5,000円程度。仮にメンテナンス費が膨れ上がった場合でも、この準備があれば何とか対応できるのではないでしょうか。
長寿時代を快適に過ごすには、住まいにも長寿の備えが欠かせません。戸建住宅の修繕積立金はその第一歩。それぞれの家庭ごとに、できる範囲で用意していきたいものです。
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