熱中症の前触れを知る【2022-07-02更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
熱中症の前触れを知る
ページ作成日:2022-07-02
例年より早い梅雨明けと急激な猛暑のせいか、各地で熱中症の報告が相次いでいます。専門家によれば、この時期はまだ身体が暑さに慣れていないため、熱中症にかかる危険が高まりやすいそうです。不幸な事態を防ぐためにも、その前触れを確認しておきましょう。
例えば●めまい●立ちくらみ●顔のほてり●こむら返り●手足のしびれなどは、たとえ屋内であっても熱中症の初期症状です。「気のせいだろう」「じきに治るだろう」などと軽視せず、屋外なら空調が効いた建物の中や日陰へ直ちに移動し、屋内ならばクーラー・扇風機などをフル運転にします。同時に経口補水液水やスポーツドリンクなどを十分に取り、脱水症状の緩和に務めてください。体調が落ち着くまでは安静を保つことも大事です。
初期症状が長引いたり、暑さが過酷な場合は、●頭痛●吐き気●身体のだるさや脱力感●集中力・判断力の低下といった重い症状が出ることもあります。こうしたケースでは、とにかく体温を下げることが急務。首の付け根・脇の下・太ももの付け根などを氷水などで冷やし、さらに風を送ります。もしも周囲に氷がない場合は、よく冷えたペットボトル飲料や缶飲料で代用しましょう。本人が飲めるようなら、水分補給にも務めます。
最も恐ろしいのは、●長引く頭痛・吐き気●意識障害(呼びかけにうまく反応できない、会話がおかしいなど)●運動障害(普通に歩けない、動けないなど)●強い脱力感●けいれんなどが見られたとき。こういう場合は、周囲の人がすぐ救急車を呼ぶとともに、身体の内外を可能な限り冷やします。老人・子ども・持病のある人の場合は、特に大事をとりましょう。
危険な前触れにいち早く気づき適切に対応することが、生命を守る第一歩です。