中古住宅のインスペクション【2022-06-11更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
中古住宅のインスペクション
ページ作成日:2022-06-11
中古住宅の購入の際、「インスペクション」の意思を聞かれた経験はないでしょうか。
「インスペクション」とは英語で「検査、点検」の意味。日本の不動産用語では一般に「既存建物(=中古住宅)の状況調査」を指します。具体的には、構造部分(基礎・柱・梁など)、屋根まわり、給排水管路、蟻害(シロアリ)の有無などの調査です。
中古住宅には立地や価格で新築住宅以上のメリットがある一方、経年変化による品質リスクが常に付きまといます。しかし、その品質が客観的な調査によって評価され、結果に基づく取引が一般化されれば、買い手は品質と価格のバランスを考えながら、適切な中古住宅を入手できるでしょう。インスペクションとは、この品質調査のこと。すでにこの制度が導入されている欧米では中古住宅価格が安定し、実際の取引も活発だといわれます。
日本では現在、不動産業者が売主・買主に対して、インスペクションの内容や業者のあっせんの可否を事前に示すことが義務付けられています。売主あるいは買主から仲介依頼を受けた不動産会社は、インスペクション制度について顧客に説明した上で、「わが社で専門業者をあっせんできます(できません)が、どうされますか?」というように尋ねなければなりません(ただし、インスペクションを受けるかどうかは当事者に任されています)。
また、過去1年以内にインスペクションが実施された中古住宅については、重要事項説明の際、買主にその結果を説明しなければならない、とも定められています。
中古住宅人気が高まる今、公平な第三者による住宅の品質評価はますます重要です。売りたい人も買いたい人も安心して頼れる制度として、普及・定着することが期待されます。
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