繰上返済を考える【2022-03-27更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

繰上返済を考える

ページ作成日:2022-03-27

住宅ローン金利が上昇気配を見せたことで、改めて「繰上返済」を考えた方も多いかもしれません。元金の一部でも先に返済すれば、経済的なメリットが生まれます。

 住宅ローンの利息は大雑把に「元金×金利」で計算され、元金が多いほど、また金利が高いほど、利息は増大します。そこで繰上返済によって元金を減らしておけば、支払利息は減少し、毎回の経済的負担も軽減できるわけです。

 繰上返済にはいくつかのポイントがあります。例えば複数のローンを利用している場合は高金利のものから、ボーナス払いがあるものとないものを併用しているときは「ある」方から、優先的に返済するのが原則。手続きごとに一定の手数料がかかるため、1回の返済額は100万円以上が目安といわれます。

 また、繰上返済の効果を高めたい場合は、返済当初の5~10年間がねらい目です(一般的な元利均等返済型住宅ローンの場合)。この時期の返済は大半が利払いに充てられ、元金はほとんど減らないため、それを繰上返済で補うわけです。
 繰上返済には、毎回返済額を軽減し返済期間を据え置く「返済額軽減型」と、返済額を据え置いて期間を短縮する「期間短縮型」とがあります。後者には利息総額を抑える効果もあるので、家計の状況を見ながら選択してください。

 また、いかに繰上効果が大きくても、手元資金のすべてを充てるのはあまりにも危険。家族の大病やリストラなどのアクシデントがあれば、家計はひとたまりもありません。ボーナスや臨時収入など、資金のゆとりがあるときに限定した方が安全といえそうです。

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