ヒートショックに備えを【2021-11-27更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

ヒートショックに備えを

ページ作成日:2021-11-27

 師走を目前に控え、朝夕の気温がぐっと低くなりました。ここで怖いのが、室温の急激な変化がもたらす身体への悪影響「ヒートショック」。特に冬場の屋内は、暖房の効いた場所とそうでない場所の温度差が大きいため、心臓や脳血管に負担をかけやすいのです。
 ヒトの血管は寒くなると収縮し、温かくなると緩む性質があります。そして、この変動は血圧の変化を招きます(寒くなって縮めば上昇、温かくなって緩めば下降)。もしも人がいる場所の温度が急変すれば、それは血圧の急上昇や急下降に直結。その結果、脳出血・脳梗塞・心筋梗塞・不整脈など、ヒートショック特有の問題が引き起こされるのです。
 ひと昔前、冬のトイレで高齢者が倒れた、という話がよくありました。その多くは、温かい部屋から寒いトイレに入り、さらにしゃがんでいきんだために、血圧の急上昇から脳卒中を引き起こしたものだといわれます。これなどは典型的なヒートショックです。
 現代の住宅でヒートショックの危険性が高いのはお風呂だといわれます。冷えた脱衣所で裸になり、熱い浴槽にドボンと入ると、血管は一気に緩み血圧も急降下。失神して頭を打ったり、お湯につかったまま不幸な結果に至った事例などが報告されています。。
 怖いヒートショックを避けるには、とにかく住宅内の温度差を縮め、急激な温度変化を避けること。断熱性があまり高くない既存の住宅であっても、脱衣所やトイレに小さなヒーターを入れる、入浴の少し前に温水で浴室を暖めておく、夜間に寝床を出るときは上着を一枚重ね着する、などの工夫をするだけで、最悪の事態はかなり防げます。寒さはこれからが本番。身体への優しい思いやりを忘れずに、健やかな冬をお過ごしください。

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