相続登記の大切さ【2021-07-24更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

相続登記の大切さ

ページ作成日:2021-07-24

 マイホームを売買したり、住宅ローンの借入れに伴って、登記手続きを経験した人も多いのではないでしょうか。土地・建物の登記制度とは、いわば不動産の戸籍制度のようなもの。必要な手続きが行われていないと、基本的な所有権の主張さえ危うくなります。
 ところが同じ登記であっても、案外見過ごされがちなのが、相続に伴う登記。実はこの手続きを放置しておくと、思わぬトラブルのもとになりかねないリスクをはらんでいます。ここでは、実家の相続に限定して、さまざまな問題点をご紹介しておきましょう。
 相続登記を行わない場合、実家の所有者は故人のままとなります。当然ですが、亡くなった人が不動産の売買を行ったり抵当権を設定したりすることは不可能。つまり、相続登記の放置は、実家の処分を不可能にすることに直結するのです。
 また、相続人が複数いる場合は、速やかに遺産分割協議を進めるとともに、取決めに応じた相続登記を迅速に行うべきだといわれます。漫然と放置していると、特定の相続人の持ち分に対して担保設定が行われたり、名義が変更される可能性があり得ます。最悪の場合、一度整った相続分割の協議を再度行わないといけないことにもなりかねません。
 最も困るのは、祖父母所有の不動産が、相続登記されないまま父母、さらに自分(たち)に相続されるケースです。こうした事例では、相続権を持つ祖父母の兄弟姉妹とその子孫、父母の兄弟姉妹とその子孫にも、遺産分割協議への参加と賛同を求めなければなりません。関係者を探し出す時間と労力、話し合いがこじれた場合の心労を思えば、相続登記の放置が後々どれほどの問題を残すのか、ご想像いただけると思います。

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