2021年の京都の路線価【2021-07-10更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
2021年の京都の路線価
ページ作成日:2021-07-10
7月1日、2021年分の路線価が国税庁から公表されました。これは、主要道路に面した標準宅地約32万地点余りについて、今年1月1日時点の1平方mあたり価格を算定したもの。相続税や贈与税の基準となる重要な指標です。なお、路線価の水準は、国交省による公示地価の8割がメドとなっています。これは、贈与税・相続税の大幅な上昇が、納税者の負担増に直結するのを防ぐための措置です。
今年の全国の平均路線価は対前年比マイナス0.5%(昨年はプラス1.6%)と、6年ぶりに前年を下回り、47都道府県のうち39都府県で下落に転じました。近畿圏でも、大阪府が8年ぶりの下落となるなど、2府4県すべてでマイナスを記録。特に京都府は、昨年のプラス3.1%からマイナス0.6%へと、一気に3.7%もの下落となり、新型コロナの感染拡大と、それがもたらした経済停滞の影響をうかがわせる結果となりました。
京都市内では、7税務署(上京・中京・下京・左京・右京・東山・伏見)管内すべてで、最高路線価が下落。昨年、府内最高のプラス27.9%を記録した南座付近も、一転してマイナス8.7%と急降下しました。なお、府内の最高路線価地点は、京都市下京区四条通寺町東入ル(四条河原町交差点付近)の1平方m当たり653万円。昨年から20万円の下落ですが、30年連続府内最高の記録は続いています。
観光需要に大きく依存する京都市にとって、新型コロナウイルスの感染拡大がもたらす影響はきわめて深刻です。今回の路線価データは、それをはっきりと示すものとなりました。一刻も早い感染終息と、観光需要の回復を祈らずにはいられません。
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