空き家について考える(続)【2020-08-22更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
空き家について考える(続)
ページ作成日:2020-08-22
もしも実家が空き家になりそう(あるいはなっている)なら、何をすべきでしょうか。
実は空き家問題は相続問題と深くかかわっています。相続権がない住宅、あるいは相続権が他の人との共有になっている住宅は、実家であっても勝手な処分はできません。実家の登記を確認し、関係者の間で相続問題を話し合っておく必要があります。話がつかない場合は、弁護士や司法書士に相談するのも一案です。前回もお伝えしたとおり、住宅は放置すればするほど状態が悪くなるため、早め早めの対応が欠かせません。
相続問題の行方とは別に、月1回程度は実家の点検と手入れをしておきたいところです。屋内外の通風・換気を行い、屋内外をざっと清掃するとともに、屋根・軒裏・外壁などに傷みがないか、玄関・窓の施錠は大丈夫かなどを確認します。最近は、空き家管理を請け負う会社もあるので、任せてしまうのも一案でしょう。忘れてはならないのは、近隣へのあいさつ。管理する人がいるというだけでもご近所は安心されますし、連絡先を伝えておけば、異状があった場合もすぐに対処できるでしょう。
もしも、空き家となった実家を相続した場合は、住める状態かどうかをきちんとチェックするのが先決です。知り合いの建築士や不動産会社のほか、京都市の「空き家活用・流通支援専門家派遣制度」を利用して、アドバイスをもらうのがよさそうです。その上で、「自分の住居や仕事場として活用」「賃貸に出す」「売却する」を比較・検討したいですね。特に「賃貸」「売却」については、専門の不動産会社に相談するのがベスト。一定の費用は必要ですが、契約や管理業務の面倒から解放されるメリットがあります。
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