空き家について考える【2020-08-08更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
空き家について考える
ページ作成日:2020-08-08
新型コロナウイルスの影響で帰省を取りやめるつもりの方も、自分が生まれ育った実家への思いはひとしおでしょう。その一方、確実に迫る親の老いを前に、実家の将来について迷っている方も多いはず。中でも避けたいのは、実家やわが家の空き家化です。
少し古いデータですが2013年の統計によれば、全国の空き家数・率は約819万戸・約13.5%、また京都市の空き家数・率は約11万戸・約14.0%です。ただし、ここには別荘や入居待ちの賃貸住宅、売却用の住宅などが含まれており、正真正銘の放置された空き家(統計上の「その他の住宅」)はもっと少ないのですが、それでも約4万5,000戸に上ります。
では、空き家の何が問題なのでしょう。京都市発行の小冊子「空き家の便利帳」によれば、そこには3つのリスクがあります。第1は、建物の劣化の進行。屋内外の汚れや破損から始まり、屋根・窓ガラスの破損とそれによる雨漏り、窓枠や玄関の損傷、さらには柱・梁・土台などの腐食に至ります。まさに「住まなくなった家は早く傷む」のです。
劣化が進んだ家は、防火・防犯面でも大きなリスク源。強風や地震による破損・倒壊、放火、ゴミの投棄などのほか、不審者の侵入・不法滞在による治安悪化も見逃せません。
こうして傷み切った家は、管理補修や整理コストの増大を招くだけでなく、行政の指導や強制撤去、固定資産税の負担増、管理者責任に基づく損害賠償請求など、より重大なリスクを招きます。また、空き家の増加は地域のにぎわいや治安の低下を招き、事態を雪だるま式に悪化させることも。思い出深いわが家や実家を、地域のお荷物にしないためにも、早め早めの対策が求められるのです。
センチュリー21の加盟店は、全て独立・自営です。
Copyright(c)Kyotohouse Co,.Ltd. All Rights Reserved.