住宅ローン金利の基準【2020-05-09更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

住宅ローン金利の基準

ページ作成日:2020-05-09

 2000年前後から、日本の住宅ローンは低金利が続いています。今後の動向はまさに「神のみぞ知る」ですが、ここではローン金利が変動する背景を知っておきましょう。
 住宅ローンには変動金利型全期間固定金利型固定金利選択型の3種類がありますが、この3つは金利の基準も違います。たとえば、提携ローンなどでよく利用される変動金利型ローンは、金融機関の短期プライムレート(優良企業向け短期融資金利)に連動しており、その基準は日銀の政策金利となっています。
 現在の日本はデフレ解消が道半ばの上、新型コロナウイルスによる景気縮小への対策もあり、政策金利自体もそれに連動する変動金利型ローンも低金利が続くと期待されます。とはいえ、長い返済期間中には、政策金利引き上げ=変動金利型ローンの利率引き上げ=返済負担増額のリスクがあることは覚えておきたいものです。
 一方、フラット35に代表される全期間固定金利型10年固定金利型ローンなどの利率は、新発10年物国債(長期国債)の金利がベース。こちらも低金利が続いています。特に全期間固定金利型は、変動型と違って将来の金利上昇リスクはありません。先のことを見据えて、こちらを選ぶのも一案でしょう。
 なお、同じ固定金利選択型でも、2年、5年といった比較的短期の固定金利選択型ローンは、「円金利スワップレート」と呼ばれるデリバティブ金利などに基づいて利率が決定されます。こちらはあまり報じられないので、金利動向は簡単には分かりません。金融機関の店頭などで確認するのがよさそうです。

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