早めの熱中症対策を ~わずかな油断に注意~【2025-05-24更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
早めの熱中症対策を ~わずかな油断に注意~
ページ作成日:2025-05-24
今週、国内各地では最高気温30℃を超える真夏日を観測。梅雨入り前の地域で7月並みの暑さを記録するという異常事態となりました。身体が暑さに慣れていないこの時期は、わずかな油断が熱中症の引き金になる恐れがあります。早めの対策が欠かせません。
熱中症とは「高温多湿の環境下で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体内の調整機能がうまく働かず、体温が著しく上昇するなどして発症する障害の総称」。めまい、頭痛、こむらがえり、嘔吐、倦怠感、大量の発汗などを経て、最悪の場合は死に至ります。
総務省消防庁の統計によれば、2024年5~9月の熱中症による全国の救急搬送者は9万7,000人余りと、統計史上最高を記録。亡くなった方も120人を数えます。注意したいのは、○搬送者の約57%、約5万6,000人が満65歳以上の高齢者○約1万人は初夏の5・6月時点で搬送された○発生場所で最も多いのは住居の約38%、といった点。「まだ若いから」「まだ夏前だから」「家の中だから」という「常識」は、むしろ危険だといってよいでしょう。
熱中症対策の基本は、高温多湿な場所を避けることと、小まめな水分補給です。炎天下での屋外作業はなるべく控え、屋内にいる場合もクーラーや扇風機の使用をためらわないことが大切です。特に高齢の方は、温度や渇きへの感受性が衰えがちになるため、室内に見えやすい温度計を置き、のどが渇いていなくても小まめに水分を取る、などの習慣を心がけたいもの。日中に加え、就寝前・起床後にコップ一杯の水を飲むと、より効果的です。
なお、水だけを大量に飲むと、血液バランスが崩れることがあります。水と一緒に梅干しや塩飴などで、塩分・ミネラルを補給することもお忘れなく。