ラン活【2022-03-31更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

ラン活

2022-03-31
田岡 拓

ラン活中です。



ラン活というのはつまりランドセル購入の為の活動のことで、
就活なみに「え、もう!?」というタイミングで行われます。
具体的には小学校入学の1年前からで、色んなメーカーのランドセルカタログを取り寄せたり
展示会や直営店舗に出かけては実物を眺めたり試着したりします。
中には2年前から情報収集を開始される家庭もあるとか…。

僕も子供ができるまではそんなものの存在さえ知りませんでしたし、
そもそも自分が子供の頃はそんなにランドセルを見に行ったり悩んだりした記憶も無いのですが、
今はこれが普通だそうです。

最初は本当かよと思っていましたが、たぶんネットで情報収集できるようになったのがほとんどの原因ですね。
僕も気付けばググりまくってますからね。
だって無限に情報出てくるから。ラン活ブログが1億個ぐらいあるから。
調べていて思いましたが、ランドセルは意外と奥深く、その選定は吐くほど難しいです。

・色の多様化
今は黒と赤だけではありません。引くぐらい多様な色が用意されていて、
子供だけでなく親を惑わせます。
色だけなく、本革か人工皮革かも選択肢を広げます。
さすがにこれを6年間はきつくないか…?というカラーリングもありますが、
意外と子供人気はあるようで、子供が気に入るのならそれでいいという考え方も理解はできます。

・大型化
年々改良された結果、今のランドセルのトレンドのひとつは「大型化」なのかなと思います。
荷物を手提げ袋等に分けずに全てランドセルに入れられることが肝で、
確かにそうすれば登下校時両手が空くので安全度は上がりそうです。
昔に比べ、教科書が分厚くなったり、タブレットが必須になったりで荷物が増える傾向があり、
この進化は必然のようにも思えますが、一方で、最近では文科省が所謂「置き勉」を推奨しだしたという背景が
事態をややこしくしています。
置き勉とは宿題等に必要ない教科書を学校に置いて帰る行為です。
文科省が推奨しているとは言え、いまだに置き勉を禁止している小学校は多くあり、
気になるならば子供が通う学校についてリサーチする必要がありそうです。

・背負いやすさ
これが結構ややこしくて、「立ち上がり背カン」とか「フィット感」とか「低反発素材」とか
何を信じていいのか分からない単語が飛び交い収拾が付きません。
普通は実際に背負わせてみるのが一番ですが、そもそも使い始めるまでに1年あること、
使い始めてからも6年付き合うことになること、から考えるとラン活時のフィッティングを信用していいものか分かりません。

・背負うのは親ではなく子供
結局これが選定の難しさの根本かなと思います。
親がどれだけ悩んでどれだけ色々な可能性を考えたとしても、子供がそれを気に入るかどうかは別の話です。
また、子供は1年あれば驚くほど成長し、それと同時に好みも変化します。
「子供が気に入ればそれでいい」というのは一理ありますが、しかしそれも確実に信用できる要素ではない。
完全に子供の好みで選ぶという行為に踏み切り難いのはそのためです。




というわけでラン活の沼は思ったより深そうです。
もがけばもがくほど深みにハマりそうなので、適当なところで決め打つのが賢いやり方かもしれません。

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