時には真面目な話を【2021-07-19更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
時には真面目な話を
2021-07-19
河野 優太
東京大学に2日余りで約2900件、約3千万円の寄付が集まり、
今も申し込みが殺到している、とのニュースを先日目にしました。
通常は年間でも1万件程度とのことで、「史上初の出来事」と言われているようです。
一体、なぜそんな前代未聞なことが起きたのでしょうか?
それはみんなのアイドル「ねこ」に対して行われた寄付でした。
猫の寿命は15年、ヒト年齢でいうと76歳と一般的に言われています。
飼育経験があればご存じの方も多いかと思いますが、
多くの猫は高齢になると腎臓病を発症してしまい、
「成猫病」とも言えるその病気は猫の死因の約30%を占めているのです。
人間の約3%と比べると非常に高い数字だという事が分かります。
それほど猫・愛猫家にとって恐ろしい病気だったのですが、少しずつ研究は進みます。
30年ほど前、東京大学の教授が腎臓に有害な細胞などを
排除するタンパク質を発見し「AIM」と名付けました。
その後、人間以外の生物にも研究は進み、
ネコ科の動物はAIMがうまく働いていないことを発見し、
それが腎臓病が起きやすい一因だと2016年に発表。
その研究成果をもとに、猫の腎不全治療薬の開発をめざしますが、
コロナ禍・膨大な研究費用等の要因によって治験の計画が止まってしまいます。
そういった状況がメディアに取り上げられると、
全国の猫好きから「支援をしたい」という問い合わせが殺到し、
その結果、冒頭でご紹介したような多額の寄付が行われました。
獣医師さんによると、この研究が確立されることによって
平均寿命の2倍、最長で30歳くらいまで生きるようになるそうです。
嬉しい。
帰ってこの話をしたら喜んでました。
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