月と六ペンス【2009-11-26更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

月と六ペンス

2009-11-26
田岡 拓

ステルスな喫茶店に行って来ました。

看板がまずカモフラージュされていて、

実際僕は、いつもここに来るとき、3回ぐらい通り過ぎます。

「ここらへんのはずやけど...さすがにここではないよな。
 ...いや、待てよ、...うわっ ここや」

みたいな思考を来る度にしているということに昨日気づきました。




大体入り口がどう見てもただのアパートなので、

看板が置いてあったとしても、本当にここにカフェがあるのか、

いまいち確信が持てません。

誰かがどっかの喫茶店の看板を持ってきて

勝手に置いていった可能性のほうが高い。




階段を上がっても完全にアパートですが、

唯一、ドアにかかっている「OPEN」の札だけが、

ひとつの可能性を示唆しています。

「もしかしたらここは本当に店かもしれない」

というギリギリの可能性です。




とにかくドアを開けるのにかなりの勇気が要りますが、

入ってみれば感じのいい喫茶店です。

正直、僕は初めてこのドアを開けるとき、

ドアの向こうでこたつに入ってプレステをしている大学生

の図が頭から離れず、1分ほど躊躇しました。


店内には、かなりの数の文庫本が壁際に並べられており、

暗黙の了解として、ゆっくり読書ができる場所なので、

結構重宝します。




バゲットサンドを食べました。

バゲットサンドは割と固くて、

嫌がらせみたいにパンくずがボロボロこぼれるので、

本を読みながら食べようとすると、かなり必死な感じになります。

美味いからいいのですが、優雅な感じとかは無くなります。

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