犬と日食【2009-07-22更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

犬と日食

2009-07-22
田岡 拓

久しぶりに実家に帰ると、犬が狂喜乱舞して

そこら中を転げ回るという新技を披露してくれました。

「もしかしたらこいつはこの後力尽きて死ぬのではないか」

と心配になりましたが、大丈夫でした。


「眠っている間は暑くない」という理論を確立した彼は、

夏はほとんど寝ています。

日中にずっと寝ているので、じゃあ夜は起きているのだろうか?

と思ったら、やっぱり夜も寝ています。

近づくと起きるので、眠っている姿を撮るのは至難の技でした。

これが限界です。

彼の鼻の頭を撫でてから京都に戻ってくると、

世間は皆既日食の話題で持ちきりでした。

しかし僕は正直、日食の何がすごいのかよく分かりません。

なんとなくワクワクすることはするのですが、

もし仮に僕が将来結婚して子供ができて、数十年ぶりの皆既日食なので見に行くか、

ってなったとき、子供に

「皆既日食ってなんですごいの?」

って聞かれても、「えーっと...レアだから?」とかいう糞つまらない答えしか返せそうにない。

もしかして本当にレアだからすごいのでしょうか?

フカヒレがなぜあんなに高価なのかというと、

決して美味しいからではなく、

レアだからです。

それと同じなのでしょうか?


そんなことを考えながら、今日は時折、空を眺めていました。

終始曇っていました。


...とは言え、本当に九州まで日食を見にいって、

それを目の当たりにした人は、

感動して、呆然として、鼻水を垂らすのだろう、と想像すると、

とても羨ましく思います。

実際に見に行けば、「なんですごいの?」なんて理屈を問う子供なんかは、

いないのかもしれないと思うのでした。
 

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