南区と羅城門【2017-10-10更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

南区と羅城門

2017-10-10
田岡 拓

「京都市の中でも南区には歴史的なものが少ない」

と考えている方は多いようです。

京都らしさが無く、味気ないという声も聞きますが、

実は案外そうでもありません。




京都駅に程近いところには伏見稲荷の御旅所、そこより南西、九条通沿いには

世界遺産にも登録されている東寺、東寺の西隣には源経基を祭る六孫王神社、

唐橋小学校の北側に西寺公園、更に西に向かうと最初の天満宮である吉祥院天満宮があります。

そうした古いもののちょうど中心辺り、九条通沿いにある小さな公園の中には、

「羅城門遺址」と彫られた石碑がたっています。




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羅城門とは平安京の南端にあった幅33mにもわたる正門で、

北端の朱雀門と相対する荘厳な門であったと伝えられています。

平安京が栄えた時代、そこが都の始まりの場所でした。




当時、門の正面にあった堀には唐風の橋が架けられていて、

周辺地域の「唐橋」という地名は、そこに由来すると言われています。




京都は古い町で、地名にもそれぞれ由来があり、歴史があります。

普段意識していなかったところでも、少し気を付けて見てみれば、

古いものがそこかしこに残っているものです。

家を探すとき、そういった視点を加えてみるのも、

町への愛着を深めるという意味で有意義かもしれません。




 

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