今年の基準地価 ~京都は落ち着きつつも上昇~【2025-10-05更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス
今年の基準地価 ~京都は落ち着きつつも上昇~
ページ作成日:2025-10-05
先月16日、47都道府県の基準地価(2025年7月1日現在・調査地点約2万1,400)が発表されました。住宅地や商業地など全用途の全国平均は前年比プラス1.5%(昨年はプラス1.4%、以下同)と、4年連続のプラスを記録しており、商業地・住宅地とも上昇基調をキープ。東京圏を中心に海外からの投資マネーが流入したこと、国内景気が回復基調を強めていることなどが背景にあるようです。
地域別では、3大都市圏の全用途平均がプラス4.3%(同プラス3.9%)で5年連続上昇。特に東京圏は、全用途平均がプラス5.3%(同プラス4.6%)、商業地がプラス8.7%(同プラス7.0%)と大幅な伸びを記録しました。一方、地方圏では全用途平均が昨年と同じプラス0.4%となりましたが、急騰を続けてきた中核4市(札幌・仙台・広島・福岡)はプラス5.3%(同プラス6.8%)で、上昇率にブレーキがかかってきたようです。
京都府内では、商業地が前年比プラス5.7%、住宅地もプラス1.2%で昨年とほぼ同じ上昇率になりました。2倍近い急上昇を見せた昨年に比べると、やや一服感が出ているようですが、それでも商業地の変動率は全国5位となっており、活発な市況をうかがわせます。
京都市では、商業地がプラス8.7%(同プラス8.9%)、住宅地がプラス2.9%(同プラス2.6%)を記録。また、上昇率が最も高かったのは、商業地が東山区(プラス14.0%)、住宅地が下京区(プラス7.0%)で、いずれも観光都市・京都の中枢というべきエリアです。
近年、急速な伸びを見せてきた京都市内の地価ですが、今回の調査を見る限り、その勢いは一段落を迎えつつあるのかもしれません。今後の展開が注目されます。