線状降水帯について ~気象情報を知って警戒を~【2025-08-03更新】 | 京都市の不動産のことならセンチュリー21京都ハウス

線状降水帯について ~気象情報を知って警戒を~

ページ作成日:2025-08-03



 近年、国内で豪雨が発生すると、「線状降水帯のため」という説明が聞かれるようになりました。警戒すべきこの気象現象について、あらましをご紹介しましょう。

 気象庁では、線状降水帯について「次々と発生する発達した雨雲(積乱雲)が列をなした、組織化した積乱雲群によって、数時間にわたってほぼ同じ場所を通過または停滞することで作り出される、線状に伸びる長さ50~300km程度、幅20~50km程度の強い降水をともなう雨域」としています。次々と移動する雨雲の列が、限られたエリア内にいわば”豪雨の爆弾”を連続して落としていくイメージといえるでしょう。降水帯の下に入ってしまったエリアでは、1時間当たり数十ミリの豪雨が、長時間にわたって続くことになります。

 何時間もの豪雨は、やがて地域の排水能力を超え、道路の冠水や家屋の浸水、河川の氾濫などを引き起こします。さらに、地盤そのものも大量の水を吸って弱体化。その結果、時には山腹全体が崩落するような大規模な土砂崩れさえも発生するのです。

 では、この恐ろしい豪雨について、事前に知ることはできるのでしょうか。
 2000年代以降、多くの気象関係者が線状降水帯の研究に取り組み、その仕組みや発生条件の解明に務めてきました。その結果、気象庁では2021年から、線状降水帯の発生について警戒を促す「顕著な大雨に関する情報」の提供を開始。この情報が出たら、対象地域では線状降水帯が発生中、または発生が近いと思ってよいでしょう。

 なお、この情報は警戒レベル4(対象地域住民のうち危険な場所にいる人は全員避難)の状況で発表されることになっています。周囲の状況をしっかり確認した上で、最善かつ迅速な避難行動をとることが肝心です。


 

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